6月13日は「国際アルビニズム啓発デー」です。

日本だけではなく全世界に「アルビニズム」は存在しており、
2015年から6月13日は国連にて「国際アルビニズム啓発デー」と制定されました。
何故わざわざ「国際アルビニズムデー」があるのでしょうか?

AIが発展し、スマホで何でもでき、仮想通貨や貨幣価値も大変化しテクノロジーは大きく発展を遂げているこの時代、それなのに今日でもアフリカ諸国では未だに呪術や魔術が医療の代わりとされ、アルビニズムは「生贄」の対象とされ「忌み嫌われる」もしくは「神がかって扱われる」存在とされるのです。

アルビノの血を飲んだら、身体を取り入れたら
「長生きできる」「お金持ちになる」「病気が治る」「選挙に勝つ」「仕事がうまくいく」「幸せになれる」・・・など、
特にタチが悪いのは「エイズが治る」という事で女性は性的虐待を受けてしまうのです。
全く根拠のない迷信が信じられ、さも当たり前の様に妖術が行われ
「アルビノ狩り」と言う言葉すらあるのです。
この時代に「生贄」とされる人類はアルビニズムだけなのではないでしょうか?

確かに褐色の肌の中に、突然真っ白な赤ちゃんが授かったらそりゃあびっくりします。
神秘的な力を自分のモノにしたいとも思うだろうし、忌み嫌う対象になるのも分かります。
でもだからと言ってその命を奪う権利はどこにもないのです。
アフリカ諸国の現状を打破すべく「国際アルビニズム啓発デー」は制定されました。経緯についての詳細はこちらをご覧ください。

ナショナルジオグラフィック記事よりhttps://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/a/061600010/
ユニセフHPより
https://www.unicef.or.jp/news/2015/0183.html

私達は日本財団さん主催の「東京アルビニズム会議」(2018年11月)がきっかけで発足したコミュニティです。

この日にアフリカのアルビニズム達と触れ合い、被害を受けたマリアムスタフォードさんと出会いました。
彼女はお腹に赤ちゃんがいる時に、隣に住む男に突然襲われて、麻酔なしに両腕を斬り落とされて放置されました。
その時のお話はとても衝撃的で、想像を絶するもので、そこからボランティアの力を借りたとしてもよくここまでの笑顔ができるようになったなと、心が震えました。
正しく言葉は通じ合えなくとも互いの髪の美しさを褒めあったり、可愛い笑顔を見せてくれたり、本当に可愛くて力強くて、泣きながら笑うしか出来ませんでした。同じアルビノとして生まれても環境の違いでこんな残酷な事が行われている事に憤りを隠せませんでした。

差別反対、人権を守れ!と声を上げることは勿論大切で訴えていかなければなりません。同じアルビニズムが声を上げていかなければ他に誰が訴えていくのでしょう。
そこにプラスして私達アルビノフェス では「アルビニズムの魅力や、美しい個性を紹介し、誰とも変わらない人間である」とポジティブなメッセージとアクションで啓蒙し教育に繋げていくことも大切なのではないか?と考えます。
「アルビノフェス 」の発足理由は、全てのアルビニズムの応援をするためです。多様性を認めていく、自分も相手も尊重し尊敬し表現の自由を訴えていきたいと思っています。

本来ならば今年は、この6月13日に合わせて「アルビノフェス 2020〜international」を行なう予定でした。
日本だけでなく海外にもアルビニズムでアーティストとして活躍されている方々は数多くいらっしゃいます。その方々と連携を取り日本に来てもらったり若しくはインターネットで繋がったり・・・と。
リアルイベントは今年は叶いませんがこれからもポジティブなメッセージで、アルビニズムの啓発、アーティスティック活動の応援、人権への問題提議をしてく為に、リアルイベント・ネットイベントを開催していきます。

今年は「アルビノフェス2020international」もとい!
「アルビノフェス2020 Internet」を開催します。
zoomと言うウェブ会議ツールを使って全国、全世界のアルビニズムと繋がれたら楽しいですね。
どなたでも参加できますし、無料での開催ですが、安全面を考慮しピーテックスからオンラインチケットを販売することにしました。
URL: https://albinofes2020.peatix.com/

・「アルビノ」って聞いたことあるけど・・・
・ 個性を活かす事を感じたいあなた
・「アルビノ」と交流を持ちたいあなた
・「アルビノ」に興味がるかた。
当日は大人のアルビノ達のトークライブを中心に、アーティスト活動のお話やご質問、ご相談なども受け付けます。
顏出しNGの方もカメラをオフして音声のみで参加出来ますので、ぜひご参加ください。



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